1年8ヶ月にわたるコロナ渦、精神的にも経済的にも厳しい、疲れたと感じている人が多いと思う。たまな創生館もその例からもれることはないが「三方よし」という言葉が頭に浮かんだ。
「三方よし」とはもともと近江商人の経営哲学で、商いは「売り手よし、買い手よし、世間よし」でなければならない、という意味と聞いている。人は苦しい状況に落ち入ると、他責にしたり、コロナがなければとよく言っているのを聞く。このような時こそ原点に帰り、「主催者よし、お客様よし、食と文化の未来づくりに貢献よし」を「たまな創生館の三方よし」として、地道な努力をすべきと考えるに至った。
私は現在75才になったが、9月より自然栽培の一つである炭素循環農法を学びながら農業を始めた。息の長い仕事となるが、おのれの体力、知力、気力を計りつつ、失敗があっても、さらに学びながら志高く頑張る覚悟。時折状況をひとりごちたい。
ご支援に心より感謝! 館長 橋本 太郎